東海道を軸とした、歩き集えるくらしやすいまちづくりを目指し、平成３０年度よりスタートしている朝日町東海道まちなみ整備計画、通称「朝日まちなみプラン」。このプランに基づく道路整備、施設整備、ソフト事業などが、多くの方々の協力により順調に進んでいます。

　そんな中、町民による有志団体「朝日まちなみ検討会」も大きな役割を果たされています。
同会は、「東海道の歴史的風情を活かした朝日町らしさの創出」を目指し平成３０年度より活動を開始され、昨年度は「みえ朝日東海道まち歩き絵図」の作成にもご尽力いただきました。
　令和３年度、同会では「朝日東海道のまちなみを“花挿し”で演出しよう！」という取り組みを始められました。

　　

　　町内竹林で伐採中　　　　　　油抜き作業（竹を火で炙り、染み出た油をふき取る）

　　　

　　竹の加工（斜め切り）

　

 　　トールペイントの手法による絵付け

　町内の竹林で伐採した竹（マダケ）を活用し、朝日町竹細工サークル及びトールペイント教室の協力により竹製の花挿しの製作に着手し、令和3年度には合計３０本ほどの竹の花挿しが完成しました！

　皆さんが試行錯誤し、工夫を凝らして作製した花挿しは、以下の特徴があります。

  ・生花がない時期にも楽しめるよう、筒の部分に繊細な色合いで彩り豊かなトールペイントを施しました！

・固定板により、塀、門柱などにしっかり固定することができます！固定板と花挿しの脱着は簡単で、生花・水の交換や清掃も容易です。グラつくことなく風が吹いても「カタカタ」と音がでないよう設計しました！

・水受けは夏場の蚊や悪臭の発生源とならないように工夫しています！

・竹の弱点である変色、カビ対策を施しています！（一部検証中）

　これらの花挿しを東海道沿いの住民の皆さんに配布し、東海道から見える場所（玄関先、塀、柵など）に設置して花を生けていただくことで、東海道を「花のあるまちなみ」として演出することがこの取り組みの目的です。

　朝日の竹を使いながら、町民の皆さん主体により歴史ある東海道の景観を演出する新しい取り組みです。今後の展開にもぜひご注目ください！

　この花挿しプロジェクトにご関心があり、竹の伐採・油抜き・加工・絵付け作業等をやってみたいと思われる方は産業建設課までご連絡下さい。